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皆さんこんにちは!
バイクショップTrace、更新担当の中西です。
さて今回は
~選び方~
ということで、バイク業者がプロとして的確なアドバイスを行うための視点と、お客様へのオススメの伝え方について詳しく解説します。
バイクショップを運営していると、お客様からよく聞かれるのが「中古と新車、どちらが良いのか?」という質問です。この選択は価格だけでなく、使用目的・ライフスタイル・経験値などさまざまな要素に左右されます。
メーカー保証がしっかりしている
故障リスクが低い(コンディションが新品)
最新の装備や排ガス基準に対応
好みのカラーやカスタムオーダーが可能
バイク初心者(整備の知識が少ない)
通勤・通学など日常使いでの安定性を重視する人
長期的に所有したいと考えている人
新しい技術や安全装備を重視する人
「新車は高く見えるかもしれませんが、修理やメンテナンスのトラブルが少ないため、結果的に安心して長く使えるメリットがあります」と伝えると納得されやすいです。
同じモデルでも新車より価格が大幅に安い
生産終了モデルや希少車に出会える
初心者が「練習用」として選びやすい
転倒などを気にせず気軽に乗れる
整備履歴や保管状態を丁寧にチェックする必要あり
一部パーツに劣化の可能性あり
店舗の整備力・保証制度が信頼のカギ
2台目・3台目としての購入
限られた予算内で楽しみたい人
カスタムを楽しみたいベテランライダー
昔乗っていたモデルを再び手に入れたい人
「当店の中古車は全て整備済・保証付きですので安心してお選びいただけます」といった“品質へのこだわり”を前面に押し出しましょう。
お客様がどちらを選ぶかは、その人の目的と経験によって変わります。プロの視点から「この方には新車が合う」「このお客様にはこの中古車がおすすめ」といった的確な提案ができるかどうかが、信頼を得るカギです。
また、購入後のフォロー(定期点検、パーツ供給、相談対応)も含めた「バイクライフのトータルサポート」を提示することで、他店との差別化を図ることができます。
皆さんこんにちは!
バイクショップTrace、更新担当の中西です。
さて今回は
~ヒアリング~
バイク販売や修理・カスタムを行う上で、最も見過ごされがちで、しかし最も重要な工程が「ヒアリング」です。単なる情報収集ではなく、お客様の潜在的なニーズを引き出し、最適な提案を行う基盤となる行為です。
お客様が「通勤用のバイクが欲しい」と言っていたとしても、話をよく聞くと「週末はツーリングにも使いたい」「冬場の運転も考慮したい」といった要望が見えてくることがあります。そうしたニーズを見逃さず、適切に拾い上げることがプロの役割です。
バイク初心者のお客様は、何をどう選べばいいのかわからず、販売員への警戒心を持っていることもあります。ここで丁寧なヒアリングを行うことで、「この店は安心できる」という信頼を得ることができます。
ヒアリングを通じて得た情報を元に、用途・予算・身体的特徴(身長、体格)・ライフスタイルに合った車種や装備を提案すれば、お客様の満足度は飛躍的に上がります。そしてその結果として、「またこの店で買いたい」「友人にも紹介したい」と思ってもらえるのです。
オープンクエスチョンを活用する:「どんな使い方をしたいと考えていますか?」「今までにバイクに乗ったことはありますか?」など、YES/NOでは答えられない質問で、自然な会話を引き出しましょう。
相槌・共感の姿勢:「それは大変でしたね」「よくわかります」といった共感の言葉が、対話の安心感を生みます。
情報を記録する仕組み:スタッフ間での引き継ぎや、再来店時のフォローにも役立ちます。
近年、バイクユーザーは「ただ安い店」ではなく、「相談できる店」「信頼できる人がいる店」を選ぶ傾向にあります。ヒアリングの質が高いショップは、そうしたお客様のニーズに応えることができ、結果としてリピーターや口コミを生むことになります。
バイクショップ業者にとって、「ヒアリング」は商品選定やカスタム提案の起点であり、顧客との信頼関係を築く最重要のプロセスです。表面的な会話ではなく、深く、丁寧に、真摯にお客様と向き合う姿勢が、売上にもブランド価値にも直結します。