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月別アーカイブ: 2025年4月

第8回バイク買取販売雑学講座

皆さんこんにちは!
バイクショップTrace、更新担当の中西です。

さて今回は

~メンテナンスの鉄則~

ということで、バイクを長く良好な状態で乗り続けるためのメンテナンスの基本と、プロショップとして押さえておきたいポイントを詳しく解説します♪

オートバイは定期的な手入れが命。走行性能や安全性を維持するだけでなく、愛着を深めるためにも欠かせません。しかし「何をいつ」「どうやって」行えばよいか、悩むオーナーさんも多いはず。以下の5つの鉄則をおさえて、トラブル知らずのバイクライフを楽しみましょう!


1. 定期点検の鉄則|走行距離より「時間」で管理する

多くの故障は、走行距離だけでなく「放置期間」に起因します。

  • 月イチチェック:バッテリー液量、冷却水量、オイル漏れの有無を目視点検

  • 半年ごと(または半年/5,000km):エンジンオイル&オイルフィルター交換

  • 年イチ(または1万km):ブレーキフルード交換、ブレーキパッド残量確認、冷却水交換

特にオイルやブレーキフルードは「劣化の見えない消耗品」。定期交換を怠ると、エンジン焼き付きや制動力低下を招きます。


2. タイヤ&ホイール管理の鉄則|安全性能を左右する最重要項目

タイヤは唯一地面と接するパーツ。性能維持が第一です。

  • 空気圧チェック:走行前に冷間時の空気圧をメーカー指定値に調整

  • スリップサイン確認:溝が減っていないか、ひび割れや異物刺さりも併せて点検

  • バランス&アライメント:年1回のホイールバランス、チェーンライン(リヤホイール)調整

偏摩耗が進むとグリップ力が落ち、旋回性能やブレーキングが不安定になります。必ずプロの手でバランス調整を!


3. チェーン&スプロケットの鉄則|駆動効率を維持する

チェーン駆動車は、駆動系の状態が燃費や加速感に直結します。

  • 清掃&給油:500kmごとにチェーンクリーナーで古い油汚れを落とし、チェーンルブをまんべんなく噴霧

  • 張り調整:チェーンのたるみ(遊び)はメーカー指定範囲内に。硬すぎず緩すぎずがコツ

  • スプロケ摩耗確認:歯先がフック形状に摩耗していないか、チェーンと合わせて交換

チェーン&スプロケはセット交換が鉄則。片方だけ替えると偏磨耗を招き、再度寿命を縮めます。


4. 電装系メンテの鉄則|冬場のトラブルを防ぐ

電装トラブルは突然の始動不能や灯火不良を引き起こします。

  • バッテリー:冬季は月1回、電圧12.6V以上を確認。低下時は専用充電器でフロート充電

  • コネクタ点検:キーON時のハーネス発熱や緩みを目視。接点復活剤で腐食防止

  • 灯火類チェック:ヘッドライト・ウインカー・ブレーキランプの全灯を走行前に確認

特に冬場はバッテリーの自然放電が進みやすいので、長期保管前後のメンテを徹底しましょう。


5. 季節メンテナンスの鉄則|夏前・冬前に必ず実施

季節の変わり目には、以下のポイントを必ずチェック&調整します。

  • 春(梅雨前):ブレーキパッド残量、クラッチレバーの遊び、サビ対策として可動部にグリスアップ

  • 夏(熱対策):冷却水の点検、ラジエターキャップ交換、エアクリーナーエレメント清掃

  • 秋(ツーリングシーズン前):タイヤ&チェーンの徹底チェック、エンジンオイル銘柄を見直し

  • 冬(冬眠前):バッテリー充電、燃料添加剤でキャブレター/インジェクション系の凍結防止

季節ごとの「やるべきことリスト」を作成し、漏れなく実施することが長持ちの秘訣です。


まとめ:メンテナンスの鉄則5か条

  1. 時間管理:走行距離ではなく「期間」で消耗品交換

  2. タイヤ重視:空気圧&バランス調整で安全確保

  3. 駆動系ケア:チェーン清掃・給油・張り調整をセットで

  4. 電装点検:バッテリー&灯火を季節ごとにチェック

  5. 季節メニュー:春夏秋冬それぞれの必須メンテを習慣化

これらの鉄則を守れば、愛車のコンディションを常にベストに保てます。Traceではプロの視点でメンテナンスプランをご提案。お気軽にご相談ください!

 

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第7回バイク買取販売雑学講座

皆さんこんにちは!
バイクショップTrace、更新担当の中西です。

さて今回は

~希少価値の高いバイクの取り扱い鉄則~

ということで、希少価値の高いバイクを仕入れ、販売する際に押さえておくべきポイントを詳しく解説します♪

限定モデルや生産終了車はコレクターの注目を集め、高値で取引されるため、販売店にとっても重要な商材です。しかし、取り扱いを誤ると在庫リスクやクレームにつながることも。以下の5つの鉄則をおさえて、価値ある1台を適切に管理しましょう。


1. オリジナルコンディションの確保|価値を損なわない鉄則

希少バイクは“純正度”が命。カスタムや改造を加える前に、必ず以下をチェック・記録します。

  • 車体番号・エンジン番号の写し:書類と一致しているか、改ざん履歴がないか

  • 純正パーツの在庫確認:マフラー、キャブ、カウルなど主要部品の有無

  • オリジナルペイントの状態:再塗装歴があれば、その時期と業者を記録

オリジナル性を保持した個体は、中古市場で20~30%高いプレミア価格がつくこともあります。


2. メンテナンスとレストアのバランス|長く価値を維持する鉄則

希少モデルは部品供給が限られるため、整備は計画的に。

  • 消耗品の先行交換:タイヤ、ブレーキパッド、オイルシールなど劣化しやすいパーツを早めに手配

  • レストア記録の保存:レストアした箇所、使用部品、作業日を写真付きで台帳化

  • 専門ショップとの連携:2ストロークや旧車専門のメカニックを確保し、確かな技術で整備

過剰なレストアはオリジナル性を損ない、逆に価格を下げる場合も。純正度を保ちつつ、安全確保のため最低限の整備に留めましょう。


3. 仕入れと在庫管理|流通量を見極める鉄則

希少バイクは市場に出回る台数が少ないため、タイミングとルートが重要です。

  • 国内オークション・海外ルートの併用:国内相場が高騰しているときは欧州・米国から直輸入を検討

  • 仕入れ時の相場調査:過去6か月の落札価格をリスト化し、仕入れ上限を設定

  • 在庫回転率の把握:希少モデルは長期在庫リスクがあるため、平均販売期間を6か月以内に抑制

適正価格での仕入れと、早期販売を両立させることが、在庫コストを抑えるポイントです。


4. 販売戦略と顧客対応|価値を伝える鉄則

希少バイクを求める顧客層は“背景”や“ストーリー”にも価値を感じます。

  • 詳細な車歴説明:限定台数、生産年、オーナー歴などを資料化

  • プレスリリース・SNS発信:希少モデル入荷のニュースを公式SNSやメルマガで告知

  • 試乗・見学会の開催:購入検討者向けに整備状態を実際に体感してもらう場を提供

希少価値の理由を的確に伝えられると、顧客の納得感が高まり、成約率が20%以上アップするケースもあります。


5. アフターケアと保証|信頼を築く鉄則

希少バイクほど、購入後のサポートが顧客の安心につながります。

  • 専用保証プラン:エンジン・ミッションのみ3か月、電装系1か月などパーツごとに保証設定

  • 定期点検パッケージ:半年ごとのオイル交換やバルブクリアランス調整を割引価格で提供

  • パーツ調達サポート:希少パーツの入手ルートを確保し、万一の際に手配可能な体制を整備

充実したアフターケアは、次の顧客紹介やリピーター獲得にもつながります。


まとめ:希少バイク取り扱いの鉄則5か条

  1. オリジナル度優先:純正パーツ・ペイントを保持

  2. 整備は最小限:必要な消耗品交換とレストア記録

  3. 賢い仕入れ:国内外ルート+相場調査で在庫リスクを低減

  4. 価値訴求:詳細情報発信と試乗イベントで顧客を惹きつける

  5. 手厚いサポート:専用保証と定期点検で信頼を獲得

希少バイクは単なる商品ではなく、「歴史」「技術」「所有の喜び」を提供する資産です。Traceでは、これらの鉄則を守りながら、コレクターの期待を超える一台をお届けします!

 

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