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第23回バイク買取販売雑学講座

皆さんこんにちは!

バイクショップTrace、更新担当の中西です。

 

~走り納めライド&安全チェック~

 

11月に入ると「そろそろ今年のラストランを…」という考えが浮かぶライダーも増えてきます。バイクショップとしては、走る側の視点でも “安全に楽しむための走り納め” を提案するとともに、整備・チェックのタイミングを提供する絶好の機会です。

1. ラストランを安心・満喫するための装備と準備

寒さの中でのライドは、楽しい反面リスクも増えます。以下を押さえて、ラストランを安全に楽しみましょう。

  • 防風・防寒インナー、電熱グローブ・グリップ、ネックウォーマー

  • タイヤのグリップ低下を考慮し、万が一の滑りを想定

  • 日没が早まるため、ライト・反射材・ヘッドライトの照度確認

  • 急激な気温低下・路面凍結・落ち葉・霜に注意

  • 出発前に燃料・オイル・冷却水・バッテリーの簡易チェック

ショップとしては、こうした“ラストラン応援キット”をセット化して提案すると喜ばれます。

2. ラストラン後のメンテナンスポイント

走り終えたら、次の保管に向けて手を入れるべき箇所があります。ショップで言えば「ラストラン補習・保管前整備」として提案できます。

  • 洗車後、チェーンやリンク部に給油・防錆処理

  • デッキ・マフラー・冷却フィンなどに巻き込んだ落ち葉・泥を除去

  • タイヤ空気圧を適正+少し高めにして保管(空気圧低下予防)

  • バッテリーを外すか、浮充電器を取り付け保管

  • カバーを掛ける前に内部を乾燥させ、湿気対策(除湿剤併用)

この「走った後の流れ」をブログで解説することで、ショップとお客様の信頼関係を深化させられます。

3. 冬眠期間でも“何もしない”はリスク

バイクを放置=“手を入れない”という選択は、思わぬトラブルの原因になります。例えば…

  • 燃料タンクに水分発生→錆/ガソリン劣化

  • チェーンが錆・リーフ状態になり、再始動時に引っ掛かり発生

  • バッテリー死蔵→冬明けに動かない

  • タイヤが硬化してグリップ不良・ヒビ割れ

ショップでは、冬期保管サービス/冬期整備コース/再始動チェック割引などを設けておくと、お客様の“何もしない”リスクを防ぎつつ、収益にも繋がります。

4. ライドイベント&コミュニティ活用

11月は「ラストラン」や「冬支度ライド」といったテーマで、ショップがコミュニティを活性化させる絶好の機会でもあります。例えば:

  • 10月末~11月上旬:秋のラストツーリング企画

  • 11月中旬:ショップ主催の冬支度講座(バッテリー・保管・メンテナンス)

  • 11月下旬:冬前の無料点検会+抽選付きキャンペーン

こうしたイベントをブログ・SNSで告知すれば、来店動機・ブランド好感度ともにアップします。

5. まとめ:安全・整備・コミュニティを三位一体に

11月は「ラストラン」「保管準備」「店との接点維持」という3つが鍵となります。
ライダーには走り納めを安全に楽しんでもらい、ショップには整備・保管提案・コミュニティ活用という三方向のアプローチが可能です。
この時期の動きを戦略的に捉えることで、12月以降の来季体制をスムーズに構築できます。

 


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